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本稿ではAUTOSARにおけるタスクの制御について説明します.
タスクの周期実行はAUTOSARに限らずあらゆるソフト開発において使われ得る実装方法です.これの動作原理とAUTOSAR CPでの設計について説明します.
一旦AUTOSARは抜きにして,何かの処理を周期実行する仕組みを考えてみます.これは単純で,何が必要になるかを考えれば良いです.経過時間を測定し,指定時間になったら指定処理(すなわちタスク)を呼出す機構があれば良いことが分かります.このような基本的で精度の要求される制御はハードウェアで備わっていないとおかしいですし,実際にそのようになっています.この時間はタイマと呼ばれ,マイコンのタイマモジュールで管理されます.
AUTOSARではタイマモジュールをOsTimer,カウンタはOsCounterと呼びます.またOsCounterが指定値になったら指定処理を実行する機構をOsAlarmと呼びます.指定処理はアクションと呼ばれ,ここではタスクの周期実行を考えるので,OsAlarmのアクションにはタスクを実行させます.このアクションの名前はOsAlarmActivateTaskと呼ばれています.
