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ミシガン駐在2023

米国ミシガン州に駐在をした時のメモです.住んでみれば分かることなのですが,事前に知っておくとトラブルを回避できたり金銭的に有利なことがあります.そこで失敗するのも経験や楽しみではありますが,より円滑に駐在準備を進めたい人向けに紹介します.

渡航してからの流れ

渡航後に実際に行った流れを次の表にまとめました.物件探しや内覧のアポイントメントなどを渡航前に行うなど手際よくやれば7-10日くらいに収まりそう.

0日目・空港到着
・会社手配のタクシーでホテルへ
1日目・会社にてオリエンテーションの後,車入手
・会社にて必要手続きを色々実施
・銀行にて手続きをして,銀行口座の入手 (住所は会社名義)
・ホテルにて私用スマートフォンのeSIMを契約 (即時利用可能) ⇒ (1) 参照
2日目・所定センターに向かい社会保障番号(SSN)の手続き
・アパート探しと電話でのアポイントメント ⇒ (2) 参照
3日目 – 7日目・物件の内覧,最終決定 (入居日決定)
8日目 – 10日目・物件の審査期間
・審査終了後,契約時書類や必要金額の受領
・必要金額が全く足りなかったので会社から急遽の融資申請
11日目・銀行でCashier’s Checkの購入 (私の場合は$3,000程度でした)
・クレジットカード申請 (住居が決まったため) ⇒ (3) 参照
12日目・入居

(1) 現地での通信環境 (格安SIMなど)

スマートフォン向けと自宅の通信環境を用意するガイド.

スマートフォン向けの通信環境はAT&TまたはVerizonが一般的.立ち位置はDocomo, Au, Softbank.格安SIM向けの扱いのものはMinto Mobileなどがあります.料金は契約プランで異なりますが,2023年時点で4G $15/10G $20/15G $25/UNLIMITED $30.今の時代はeSIMが使えるため,物理SIMは不要で,契約後にすぐに使えるようになります.住所の入力欄があるがホテルの住所とした.

(2) 住所探し

アパートについて

日本のアパートというと,高くても3階建てでちょっと古い1棟の集合住宅を想像します.一方でアメリカのアパートは階層は2階程度だが,何棟か点在した建物群及びその敷地(Apartment Complex)を指すようです.例えばNovi周辺のSaddle Creek (https://www.saddlecreekapts.net/) の地図を引用します.

地図をベースに主なポイントを紹介します.まず一つ目に敷地の広さ.目算で300世帯くらいが住める敷地となっています.二つ目にLeasing Center(地図中央にあるClubhouse).これは管理会社用の建物みたいなもので,入居希望者はオンラインでアポの上,ここにきて説明を受けたり契約を進めたりします.三つ目に共用施設.大抵ジム,プール,テニスコートのどれかまたは全てがついています.

近隣住民は全て同じアパートの居住者となるため,アパートの規模によるが定期的なイベントなどが開催されることがあります.

住居の探し方

  1. Apartments.comから目ぼしい物件を見つける.
  2. Apartments.com経由でのメッセージ(メール)か,もしくは電話してアポをとる.メッセージは返信がとても遅いことがあるので,電話でのアポを推奨
  3. アポをとった先のアパートの敷地内にあるLeasing Centerに出向く.

住居探しと契約の注意点

  • Furnishedの物件を探しも電化製品以外の家具はついていない.Apartments.comなどの写真は物件にもよるが基本全て見本.家具は現地購入するか日本から送ることになる.なお家具レンタル(https://cort.com/)は高いので長期滞在するなら非推奨.
  • 契約時の支払いはCashier’s Check(現金購入)が必要 ($1500 – $3000程度).アメリカはカード社会だが慣習上,契約時の支払いに限りCashier’s Checkの購入が必要で,カードでの支払いはできない.Cashier’s Checkは銀行で現金購入する.但し持ち込みするには多い額だし,日本の口座からの送金は手数料や日数がかかる.そこで会社からの融資制度があれば融資を受けることを推奨.振込みに日数がかかるかもしれないので,早めが良いと思います.
  • お金にシビアなら家賃以外でかかるコストと家賃補助の範囲とを確認.通常,家賃以外に保険料($20程度),駐車料金($10程度),ゴミ廃棄手数料($20程度),その他手数料(RentPlusと呼ばれる)($10程度)などがかかる.会社によってはこれらの費用も負担してくれる.例えば家賃補助が$1400であれば,家賃は$1300程度にしておき,合計$1360のため,全額会社負担とできる.また通常家賃は翌年に上がるため,この分の余裕をもっておくと更に良い.

(3) クレジットカード

結論だけ書くとANA USAまたはJAL USAのクレジットカードを作成して,後から他に乗り換えるのが一般的のようです.

日本のクレジットカードはレート換算上少し不利なためアメリカのクレジットカードを作成することになりますが,日本人は通常アメリカでのクレジットヒストリーがないため作成できません.ですが日本人駐在者向けであるANA USAまたはJAL USAクレジットカードであれば作成できます.ここで1年くらいヒストリーを貯めてから他に乗り換えるのが一般的なようです.